「大きく稼げる」は本当?バイナリーオプションのリスクと安全な始め方を解説
バイナリーオプションで「大きく稼げる」という話を見かけても、そのまま信じるのは危険です。SNSなどで広まっている華やかな成功談の多くは、高リスクな取引や詐欺まがいの勧誘が隠れているケースがあります。
実際には、金融庁の管理下にある国内業者を利用していても、安定して利益を出している人は限られており、多くの利用者が損失を経験しています。
この記事では、バイナリーオプションの「儲かる」というイメージの実態や、「人生が終わった」と言われるほど危険視される理由、安全に始める方法、税金に関する基本知識まで詳しく説明します。
なお、マネーフォワード クラウド確定申告では、副業をしている人向けに、確定申告で必要な知識や準備、申告書の作成・提出方法をまとめた を無料で提供しています。
税理士監修のアドバイス付きで、初めて副業の確定申告をする方でも理解しやすい内容になっています。
目次
スマホ副業を始めたいけれど、何を選べばいいか迷っていませんか?
「スマホ副業に興味はあるけれど不安がある」「自分に向いている副業を知りたい」という方向けに、スマホ副業の基本や選び方を整理しました。お金の管理方法や確定申告の注意点もまとめて確認できます。
税理士監修のアドバイス付きで、初めて副業をする人でもわかりやすく解説しています。
バイナリーオプションは本当に「儲かりすぎ」なのか?
SNSなどで見かける「簡単に儲かる」という投稿を、そのまま信じるのは危険です。多くの場合、高額な自動売買ツールや有料セミナーへ誘導するための宣伝である可能性があります。
実際に利益を得ている証拠が示されることは少なく、加工された取引画像やデモ取引の結果が使われているケースもあります。初心者を狙った悪質な勧誘が存在することを理解しておきましょう。
副業の記事を読んでいる方に人気のガイド4選
ここでは、この記事を読んでいる方に人気のガイドや無料セミナーを紹介します。無料登録だけで利用できますので、ぜひ参考にしてください。
※記事はこの後も続きますので、あわせてご覧ください。
起業アイデア辞典300選!
「いつか起業したいけれど、自分に何ができるかわからない」という方に向けて、厳選した300のアイデアを紹介しています。
スキルを活かせる仕事から未経験でも始めやすいものまで、市場ニーズや収益性も含めてまとめています。
バイナリーオプションが「危険」と言われる理由とは?
バイナリーオプションは仕組みが単純である一方、投資家に不利な面もあります。そのため、「短期間で稼げる」という期待と、「やめたほうがいい」という警告の両方が存在しています。
還元率の面で不利だから
バイナリーオプションの還元率は100%未満です。還元率とは、投資家が支払った金額のうち、どの程度が戻ってくるかを示す割合です。
宝くじや競馬より高い還元率であっても、長く続けるほど統計的には業者側が有利になります。何も考えずに取引を続ければ、資金が減っていく可能性が高いでしょう。
ギャンブル性が強いから
バイナリーオプションは、一定時間後に価格が上がるか下がるかを予測するシンプルな取引です。そのため、十分な分析をせず感覚だけで取引してしまう人も少なくありません。
根拠のない取引は投資ではなく、ギャンブルに近い行為です。一時的に勝てても、長期的に利益を出し続けるのは難しく、大きな損失につながることがあります。
「人生終わった」とならないために知るべき危険性
「簡単に儲かる」という言葉を信じて安易に始めると、深刻なトラブルに巻き込まれる危険があります。特に次の3つは事前に理解しておくべきです。
高額ツール販売やレクチャー詐欺
「必ず勝てる」「勝率90%」などと宣伝し、高額な自動売買ツールやシグナル配信ツールを販売する業者が存在します。また、SNS経由で「稼ぎ方を教える」と誘導し、高額なコンサル料を請求するケースもあります。
投資に絶対はありません。金融庁も注意喚起しているように、詐欺である可能性が高いため、安易に信用しないようにしましょう。
無認可の海外業者による出金トラブル
金融庁に登録されていない海外業者の利用は危険です。
「利益が出ても出金できない」「突然口座が凍結される」「高額な手数料を請求される」といったトラブルが多数報告されています。
感情的になり資金を失うリスク
バイナリーオプションは短時間で結果が出るため、連敗すると冷静さを失いやすい傾向があります。
「負けを取り戻したい」という感情から取引額を増やし、結果的に資金を一気に失うケースも少なくありません。
このようなギャンブル的な取引が、「人生終わった」と感じるほどの損失につながります。
バイナリーオプションで利益を目指す人が実践する5つのポイント
長期的に利益を出している人は、運任せの取引をしていません。「簡単に儲かる」という幻想ではなく、分析とルールを重視しています。
テクニカル分析で根拠を持つ
利益を目指すには、チャート分析(テクニカル分析)の知識が必要です。移動平均線やRSIなどの基本指標を理解し、取引の根拠を明確にすることが重要です。
他人の予想ではなく、自分自身で相場を分析する力が求められます。
経済指標発表時は取引を避ける
GDPや雇用統計、FOMCなど重要指標の発表時は、相場が大きく乱高下することがあります。
テクニカル分析が通用しにくいため、多くのトレーダーはこの時間帯を避けています。
取引結果を記録・分析する
取引内容は必ず記録しましょう。エントリー理由や結果を振り返ることで、自分の弱点や得意な相場が見えてきます。
感情ではなくルールで取引する
大きく負ける人は感情で取引しがちですが、利益を出す人はルールを徹底しています。
エントリー条件や損失許容額などを事前に決め、感情に左右されず実行することが重要です。
分析ツールを活用する
相場分析には分析ツールが役立ちます。
ただし、悪質なツール販売業者も存在するため、利用するサービスは慎重に選ぶ必要があります。
バイナリーオプションで徹底したい資金・メンタル管理
破綻する最大の原因は資金管理の失敗です。一攫千金を狙うのではなく、資産を守ることを優先しましょう。
1回の取引額を口座残高の2%以内にする
1回の取引に全資金を投入するのは危険です。慣れるまでは口座残高の2%以内に抑えるのが安全です。
例えば10万円の口座なら、1回の取引額は1,000〜2,000円程度に抑えることで、連敗しても再挑戦できます。
損切りルールを決める
損失を完全になくすことはできません。そのため、「3回連続で負けたら終了」「1日の損失が5,000円を超えたらやめる」といったルールを決めることが大切です。
負けを取り戻そうとして取引額を増やさない
負けた後に取引額を倍にする手法は非常に危険です。
連敗が続けば、短時間で資金を失う原因になります。負けを受け入れ、常に一定の取引額を維持しましょう。
バイナリーオプションの安全な始め方
始める場合は、リスクを抑えながら慎重に進めることが大切です。
デモトレードで練習する
多くの国内業者では、実際のお金を使わずに練習できるデモトレードを提供しています。
まずはデモ環境でツールの使い方や分析方法を学び、安定して結果を出せるようになってから実際の資金を使いましょう。
金融庁に認可された業者で口座を開設する
バイナリーオプションを始める場合は、日本の金融庁から認可を受け、金融先物取引業協会に加入している業者を利用しましょう。
国内業者には、顧客資産を会社資産と分けて管理する「信託保全」が法律で義務付けられています。そのため、万が一業者が破綻しても、利用者の資産は保護されます。
余剰資金で少額から始める
投資に使うお金は、生活費や教育費、老後資金などではなく、失っても生活に支障のない余剰資金に限定するべきです。
国内業者の多くは、数百円程度から取引を始められます。大きな利益を狙うのではなく、まずは少額で経験を積むことが重要です。
安全なバイナリーオプション業者の選び方
「簡単に儲かる」という視点だけで業者を選ぶと、悪質な海外業者に誘導される危険があります。安全性を最優先に、信頼できるサービスを選びましょう。
金融庁に登録されている業者を選ぶ
金融庁の公式サイトで「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を確認し、利用予定の業者が登録されているか必ず確認してください。
登録されていない業者は、どれほど条件が良く見えても利用しないようにしましょう。
取引ツールやアプリの使いやすさを確認する
バイナリーオプションは短時間で判断する必要があるため、取引ツールの操作性が非常に重要です。
特にスマホで取引する場合は、デモトレードを利用し、チャートの見やすさや注文のしやすさを確認しておきましょう。
自分の分析スタイルに合った機能があるかも比較ポイントになります。
通貨ペアや取引時間を比較する
業者によって、対応している通貨ペアや取引可能な時間帯、回号数が異なります。
仕事終わりに取引したい場合は夜間の取引回数が多いかなど、自分の生活スタイルに合うか確認しておくと安心です。ただし、回数が多いからといって無計画に取引を増やすのは避けましょう。
バイナリーオプションの税金と確定申告
バイナリーオプションで利益が出た場合、その利益には税金が発生します。申告を怠ると追徴課税などのペナルティを受ける可能性があるため、正しい知識を身につけておきましょう。
利益は「雑所得」に分類される
バイナリーオプションで得た利益は、原則として「雑所得」に分類されます。
これは、給与所得や事業所得など、他の所得区分に当てはまらない所得を指します。
バイナリーオプション取引は、継続的な事業として認められる場合を除き、一般的には雑所得として扱われます。
一定以上の利益が出た場合は確定申告が必要
会社員の場合、給与以外の所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要になります。
専業主婦や学生など、他に所得がない場合は、年間所得が基礎控除額を超えると申告対象となります。
利益が出た際は、必ず取引履歴を保存し、自分が申告対象になるか確認しておきましょう。
国内業者と海外業者では税率が異なる
税金の計算方法は、国内業者と海外業者で大きく異なります。
国内業者の場合、利益は「申告分離課税」の対象となり、税率は一律20.315%です。また、損失は最長3年間繰り越せます。
一方、海外業者の利益は「総合課税」となり、給与など他の所得と合算されます。所得が増えるほど税率も上がり、最大で約55%になる場合があります。
確定申告の基礎知識
バイナリーオプションに確定申告は必要?国内・海外の違いや税金対策について解説!
バイナリーオプションで一定以上の利益を得た場合は、税務署への確定申告が必要です。会社員の副業や家族名義での取引でも対象になる場合があります。ただし、所得額や他の所得状況によっては不要となるケースもあります。国内業者と海外業者では税制が異なるため、課税方法や所得区分を正しく理解しておきましょう。
バイナリーオプションに関するよくある質問
ここでは、バイナリーオプションについて多く寄せられる疑問を紹介します。
バイナリーオプションだけで生活することは可能?
理論上は可能ですが、実際にはかなり難しいと言えます。
安定して利益を出し続けるには、高度な分析力、強いメンタル、十分な資金が必要です。
専業トレーダーの多くは、FXや株式投資など他の金融商品も組み合わせてリスク分散を行っています。バイナリーオプションだけで生活するのは現実的とは言えません。
バイナリーオプションで法人化は可能?法人口座の作り方やメリット・デメリットを紹介
バイナリーオプションは、一定時間後に価格が上がるか下がるかを予測する金融商品です。予想が当たれば利益を得られますが、外れた場合は投資した金額を失います。
「億り人」になることはできる?
バイナリーオプションだけで資産1億円を築くのは、非常に難しいでしょう。
FXのような高レバレッジ取引とは異なり、1回あたりの利益額が決まっているためです。
一攫千金を狙うのではなく、少しずつ利益を積み重ねる意識が大切です。
おすすめの分析ツールは?
分析ツールには無料版と有料版があります。
また、自動売買機能付きのツールもありますが、性能の低いものを利用すると資金を失う危険があります。
分析スキルを身につけたい場合は、自動売買に頼らないツールを選ぶのがおすすめです。
楽天証券などでも利用できる?
楽天証券では「らくオプ」というバイナリーオプションサービスを提供しています。
そのほか、GMOクリック証券、外為どっとコム、IG証券、トレイダーズ証券などでも取り扱いがあります。
「簡単に儲かる」という言葉だけを信じるのではなく、仕組みやリスクを正しく理解することが大切です。ルールは単純ですが、実際には多くの人が損失を経験しています。
始める場合は、金融庁認可の業者を利用し、余剰資金の範囲内でデモトレードから始めましょう。テクニカル分析の学習や資金管理、取引記録の振り返りを継続することが重要です。
「簡単に儲かる」という幻想に惑わされないことが重要
バイナリーオプションで「大きく稼げる」という話の裏には、高いリスクや詐欺的な勧誘が潜んでいる場合があります。
実際には、多くの人が損失を経験しており、投資ではなくギャンブルに近い状態になる危険性もあります。
取り組む場合は、認可業者を利用し、余剰資金で少額から始めましょう。テクニカル分析や資金管理を徹底し、ルールを守った取引を心がけることが大切です。